ABOUT IWAKI OLIVE

ABOUT IWAKI OLIVE

Location

オリーブは乾燥に強く、暖かな地中海地方が原産とされており、
世界一の生産国はスペインです。
スペインはイワシの加工品アンチョビの製造も盛んです。
アンチョビは、塩とオリーブオイルに漬け込んだ加工品です。
製造に欠かせないオリーブオイルを調べている時、ふと空を見上げました。
冬のいわきの空は、どこまでも高く青空が広がっています。その空が、
かつて目にしたスペイン・アンダルシア地方の空とそっくりだったのです。
いわき市は、東北地方ながら日照時間が長く、雪もほとんど降りません。
ここでならオリーブを育てられるのではと、直感が働きました。
このいわきでオリーブ栽培を決意しました。

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Start

いわきの空に背を押されるようにして、農家や加工業者の方々とオリーブ2010年に試験栽培を開始、東北では無理と言われていたが、冬越えを確認。オリーブの栽培は市内外に拡がり、45か所、4,500本超が植栽され、樹齢も15年となり成木に近づいています。
2018年には、生産量の増加に伴い、オリーブ製品の企画・加工・販売を推進していくため、生産者を中心に出資、いわきオリーブ(株)を設立。そのコンセプトは「+オリーブ ふくしまをもっと美味しく ヘルシーに」。「オリーブの優れた健康成分を伝え、生産量を増やし、ふくしまの食を美味しく豊かにしたい」が創業のビジョンです。

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Form Engagement

東日本大震災でいわき市に降りかかったのは、原発事故による風評被害です。
「オリーブなんて育てている場合じゃない」とメンバーは次々と減っていき、さすがにあきらめかけていました。
しかし、震災は新たな絆も生みました。「続けましょう!」そう言ってくれたのは、全国から駆けつけたボランティアの人たちでした。
「私も育ててみたい」という声が上がり始めます。そこで、挿し木を持ち帰って自宅で育ててもらい、数年後にいわきに戻すという活動も始まりました。
現在ではこうして自宅でオリーブを育てる県外の皆様が増えています。
大きな絆となったのは、東京・中野区との結びつきです。
「中野オリーブのはばたき」という団体を立ち上げ、いわき駅から東京中野駅までのJR沿線に苗木を届ける「オリーブ列車」が走行しました。
オリーブプロジェクトへの基金も始まり、オリーブは、昔から平和や愛の象徴で、人を惹きつける、魅力が詰まった木なんだと思います。

Form Engagement

Future

現在、オリーブは45ヶ所に12種類4,500本にまで増えています。
国内でこれほど多品種を育てている土地は珍しく、県外から問い合わせを頂くこともあります。
私達はいわきで栽培したオリーブを、こだわりを持ち丁寧に加工しています。オリーブオイルの品質は、専門家からも評価を受けました。
私達が造った自慢のオリーブ製品をもっともっと多くの皆様に届けて喜んで頂きたいと思います。

Future